はじめに
日本のメタルバンドが海外ツアーを行うと聞いて「どうせ西海岸の数都市だけでしょ?」と思っていませんか?
LOVEBITESの2025年USツアーは、その想像を遥かに超える全米規模の大遠征です。2024年から1年ぶり2度目となる今回の「ETERNAL PHENOMENON TOUR – US 2025」は、ニューヨークからロサンゼルスまで、東海岸から西海岸を横断する9都市9公演の過酷な日程。
しかも注目すべきは、前回ツアーでは披露されなかった最新EP「LOVEBITES EP II」の全楽曲が演奏される可能性が高いこと。
著者は特にコロナ後の彼女たちの海外活動を追い続けており、今回のツアー日程を見た瞬間、その移動距離と連続公演の過酷さに驚愕しました。
本記事では、総移動距離6,391kmという驚異的な数字と、各都市間の移動時間を詳細に分析。このツアーがいかに壮大で、そしてメンバーにとって過酷な挑戦であるかを、データとともに明らかにします。
ツアー日程表と移動時間の比較を通じて、LOVEBITESの本気度と、世界で戦う日本のメタルバンドのリアルな姿が見えてきます。
ツアー概要:「ETERNAL PHENOMENON TOUR – US 2025」詳細
全日程&開催都市一覧
| 日付 | 開催地 | 会場名 |
|---|---|---|
| 11月4日 | ニューヨーク州ニューヨーク市 | Gramercy Theatre |
| 11月5日 | メリーランド州ボルチモア | Baltimore Soundstage |
| 11月7日 | オハイオ州レイクウッド | The Winchester Music Tavern |
| 11月8日 | イリノイ州ウェストダンディー | RocHaus |
| 11月10日 | カンザス州ローレンス | The Granada Theater |
| 11月11日 | テキサス州ダラス | Trees |
| 11月12日 | テキサス州オースティン | Come And Take It Live |
| 11月14日 | カリフォルニア州サンルイスオビスポ | Fremont Theater |
| 11月15日 | カリフォルニア州ロサンゼルス | The Vermont Hollywood |
移動地図
LOVEBITESの海外公演の現地レポートを度々されていて、海外にいけないファンの心を癒している、Xのインフルエンサーの「BLUE_1223@Sygnum8」氏が素晴らしいツアー地図をXでポストされているのでリンクを埋め込んでおきます。
Xで見た方が地図は見やすいのでクリックしてみてください。
各都市間の移動時間と距離
| 移動区間 | 車での距離 | 車での移動時間 | 飛行機での飛行時間(参考) |
|---|---|---|---|
| ニューヨーク → ボルチモア | 約191マイル(307km) | 約3時間 | 約50分 |
| ボルチモア → レイクウッド(クリーブランド近郊) | 約374マイル(602km) | 約5時間50分 | 約1時間20分 |
| レイクウッド → ウェストダンディー(シカゴ近郊) | 約384マイル(618km) | 約6時間 | 約1時間5分 |
| ウェストダンディー → ローレンス | 約549マイル(884km) | 約8時間15分 | 約1時間25分 |
| ローレンス → ダラス | 約518マイル(834km) | 約7時間30分 | 約1時間15分 |
| ダラス → オースティン | 約196マイル(315km) | 約3時間 | 約40分 |
| オースティン → サンルイスオビスポ | 約1,570マイル(2,527km) | 約23時間 | 約3時間10分 |
| サンルイスオビスポ → ロサンゼルス | 約189マイル(304km) | 約3時間10分 | 約45分 |
ツアーの移動統計
- 総移動距離(車の場合): 約3,971マイル(約6,391km)
- 総移動時間(車の場合): 約60時間(2.5日分)
- 最長移動区間: オースティン → サンルイスオビスポ(約1,570マイル、約23時間)
- 最短移動区間: ダラス → オースティン(約196マイル、約3時間)
考察
このツアーは東海岸から始まり、中西部を経由してテキサスへ、そして西海岸カリフォルニアへと横断する大陸横断ツアーです。
特に注目すべきポイント
- オースティン → サンルイスオビスポ間の過酷さ
- 距離は約1,570マイル(約2,527km)で、車で約23時間の移動
- この区間は飛行機を使わないと次の公演に間に合わない可能性が高い
- テキサスからカリフォルニアへの大移動
- 連続した長距離移動
- ローレンス → ダラス → オースティン → サンルイスオビスポと、中盤から後半にかけて連続して長距離移動が続く
- 特に11月12日(オースティン)から11月14日(サンルイスオビスポ)は移動日を含めても2日しかない
- 東海岸〜中西部の密集スケジュール
- 前半は比較的短い移動距離だが、ほぼ毎日公演があり休む暇がない
このツアーは約2週間で全米を横断する超ハードスケジュールと言えます!
ゲストバンド「Edge of Paradise」とは?
Edge of Paradiseは、2011年にロサンゼルスで結成されたアメリカのハードロック/ヘヴィメタルバンドです。現在のメンバーは:
- Margarita Monet(ヴォーカル/キーボード)
- Dave Bates(ギター)
- Doug Weiand(ギター)
- Jamie Moreno(ドラムス)
- Kenny Lockwood(ベース)
彼らの音楽は「Cinematic Rock(映画的ロック)」とも評され、壮大でドラマチックなサウンドが特徴。LOVEBITESとの組み合わせは、まさに最強のメタル・エクスペリエンスを約束してくれるでしょう。
現地チケット・VIPパッケージはどんな内容?会場と共に
実際の料金は購入時の為替レートにより変動します。
1937年建造の歴史ある劇場。固定席375席とレセプションスペースを持つ、親密な雰囲気が魅力の中規模会場。ニューヨークでのツアー初日を飾ります。
ヘヴィメタルからネオソウルまで対応するボルチモアの主要会場。ステージに近いスタンディングエリアで、クラブのような親密な環境が楽しめます。
「ミュージック・タバーン(音楽酒場)」の名の通り、パブスタイルのライブハウス。音楽とドリンクを楽しむアットホームな雰囲気が特徴です。
小規模会場ならではの、観客とアーティストの距離が近い一体感あるライブが期待できます。
中規模のシアター型ライブハウス。18歳以上から入場可能なため、若い世代のファンも参加しやすい会場です。
歴史的な雰囲気を持つ会場として知られています。大規模会場「The Bomb Factory」(4,300名収容)の系列会場でもあります。
多様な音楽ジャンルに対応する、オースティンの主要ライブ会場の一つ。音楽の街オースティンでの公演です。
1942年から続く地元のランドマーク的存在。アール・デコ様式で美しく修復された、歴史と権威のある劇場です。
今回のツアーファイナルを飾る最大規模の会場!総面積約1,200㎡を誇るモダンなイベントスペースで、VIPメザニン(中2階席)も完備。ロサンゼルスでの凱旋公演となります。
- 終演後のミート&グリート
LOVEBITESのメンバーと直接会い、個別に写真撮影ができます! - サイン入りツアーポスター
メンバー全員の直筆サインが入った限定ツアーポスターをプレゼント - 記念VIPラミネートパス&ランヤード
VIP参加者限定の記念パスとネックストラップ - グッズ先行販売アクセス
一般開場前にツアーグッズを購入できる権利 - 早期入場(アーリーエントリー)
一般の観客より早く会場に入場可能。良い位置を確保できます!
VIPパッケージには、ライブ本編の入場チケット(GAチケット)が含まれる場合と含まれない場合があります。購入サイト(The Master Passなど)で「Does NOT include a ticket(チケット別売り)」または「Includes one GA ticket(GAチケット込み)」を必ず確認してください。
• 価格は変動する可能性があります。最新情報は公式サイトやチケット販売サイトでご確認ください。
• 為替レートの変動により、実際の円換算額は異なる場合があります。
• リセールチケットは正規価格より高額になることがあります。
• 年齢制限のある会場では、当日IDチェックが行われます。
ツアーを記念して!今手に入れたい関連作品
LOVEBITES最新リリース LIVE映像作品
「No More Tragedy (Live)」(2025年リリース)
2024年9月1日に東京ガーデンシアターで行われたワールドツアー「THE THIN LINE BETWEEN LOVE AND HATE」における唯一の日本公演収録 ライブ時間2時間10分
このライブコンサートの動画以外にワールドツアーのドキュメンタリーが1時間20分越えの収録
著者はこのドキュメンタリー目当てでBlu-rayを購入 期待通りの作品でした
Miyako 2nd EP『Etude Op.25(邦題:凱歌のエチュード)
LOVEBITESのギター、キーボード、コンポーザーのMiyakoのピアノソロEP
著者はサブスクで聴きました。特に4曲目(DRAGONFORCE)と (QUEEN)のカバーがお勧め
逆に2の「Dystopia Symphony」はLOVEBITESでのメタルアレンジが最適だと思ったので聴き比べてみて欲しいです。
1. Diamonds And Rust (Joan Baez)
2. Dystopia Symphony (LOVEBITES)
3. Painkiller (JUDAS PRIEST)
4. Through The Fire And Flames (DRAGONFORCE)
5. Master Of Puppets (METALLICA)
6. Bohemian Rhapsody / The Show Must Go On / We Will Rock You / We Are The Champions (QUEEN)
まとめ
2025年USツアー「ETERNAL PHENOMENON TOUR」は、総移動距離6,391kmという過酷な全米横断公演。
ニューヨークからロサンゼルスまで9都市を巡る長旅も、トラブルのない普通の状態なら全米のファンの期待に応えることができるでしょう。
無事何事もなく終わることを日本から応援しています。
そして2026年3月29日には、バンド念願の日本武道館公演「LIVE AT BUDOKAN」がついに実現します。
さらにギタリストMiyakoは、2026年4月4日に大阪・ザ・フェニックスホール、4月5日に神奈川・横浜みなとみらいホール小ホールで「BLOOMING NOTES 2026」を開催。メタルとクラシックを融合させた、唯一無二のピアノリサイタルです。
世界を駆け抜けるLOVEBITESの音楽を、ぜひあなたも体感してください。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。ご意見ご感想は著者小林三郎のXまでよろしくお願いします。









