はじめに
YOASOBIの劇場版「超現実」を観たかったけど、わずか2週間の上映期間であっという間に終了してしまった…。
「次にYOASOBI関係のWOWOW放送ある場合契約してみた方がいいのか?」
そんな迷いを抱えていませんか?特に初めてのWOWOW契約となると、その価格に見合う価値があるのか判断するのは難しいものです。
私はこれまでYOASOBIの出演するWOWOW中継や特別制作番組を一切見逃さないよう、放送の度に契約してきました。その過程で様々な音楽コンテンツを比較検討してきた経験から、あなたの疑問にお答えします。
WOWOW劇場版「超現実」の入場者特典と、次回のYOASOBI東京ドーム公演WOWOW放送の詳細についてもお届けします。
この記事を読めば、YOASOBIファンにとってWOWOW放送が単なる「映像作品」以上の価値を持つことが理解でき、契約すべきかどうかの判断材料になるでしょう。
なぜ私がYOASOBI関連の放送時に必ずWOWOWに加入するのか、その理由と得られる価値について、具体的にご紹介します。
映画前の期待 WOWOW放送オンデマンドでドーム公演を観て
BS放送同時視聴時(視聴1回目)
WOWOW放送でのYOASOBI東京ドーム公演を初めて観たときの感動は今でも鮮明に覚えています。
以前のブログでも書きましたが、京セラドーム大阪で実際にライブを体験した私にとって、東京ドーム公演がどう変わったのか、その違いを確かめたいという気持ちでワクワクしながら画面の前に座りました。
以前の京セラドーム大阪体験ブログ記事は以下のボタンから
放送を観て最初に感じたのは、Ikuraさんの声の調子の良さです。京セラドーム2日目と比べて、東京ドーム公演2日目は声の伸びやかさがさらに増していたように感じました。
もちろん、実際のライブ会場で聴くikuraさんの歌声は、音の響きや振動がダイレクトに伝わり、その力強さや繊細なニュアンスまで全身で感じ取ることができます。
動画ではどうしてもカメラやマイクを通した音になってしまいますが、生の歌声はその場の空気感と一体になり、より深く心に響くものです。
長年彼女の歌声を聴いてきたからこそ、その日のコンディションや細かな表現の違いを感じ取ることができるのですが、東京ドーム公演2日目は、特に声の伸びやかさや安定感が際立っていました。
ドーム公演の集大成として、最終日に向けて完璧に仕上げてきた彼女の技量が、美しい歌声にしっかりと表れていて、そのプロフェッショナルな完成度に画面越しにも完全に引き込まれていました。
繰り返し視聴した理由
今回のWOWOW放送は、私にとって特別なものとなりました。通常、YOASOBIのライブを見るためにWOWOWを契約しても、BSで1回見て、その後1〜2回ほど再視聴するだけなのですが、今回は違いました。
最初の視聴から「もう一度見たい」という気持ちが湧き、それが毎日続いたのです。放送期間の1週間で、なんと7回も観返しました。
なぜそんなに繰り返し観たくなったのか?理由はいくつかあります。
まず、演出が迫力ありながらも、細部に細かい工夫が散りばめられていて、見るたびに新たな発見があったのです。
次に、Ikuraさんの歌声もバンドメンバーの演奏も、ほとんどミスがなく完璧で、まるでミュージックビデオを26曲分続けて観ているような素晴らしさでした。
また、ライブ会場での非日常的な興奮とは違った形で、特に観客の反応などを客観的に観察できるのも映像ならではの魅力です。
そして何より、YOASOBIのメンバーがドーム公演を全力で楽しみながら体験している姿が、画面越しにもしっかりと伝わってきて、喜びが伝染してしまうからです。
劇場版の期待感
劇場版としてのリリースを知ったとき、上映時間がWOWOW放送とほぼ同じことから、映像自体はあまり変わらないだろうと予想しましたが、それでも映画館ならではの音の迫力には大きな期待を寄せていました。
物理的な記念を残したいという思いから、映画館までムビチケを購入しに行ったほどです(物理的なチケットを郵送で送ってもらうこともできたのですが、あえて足を運びました)。
このWOWOW放送があったからこそ、劇場版への期待がさらに高まり、「超現実」を劇場で体験する楽しみが倍増したのです。

映画館での鑑賞体験
映画館『T-JOY』での観賞環境
シネコンの『T-JOY博多』のシアター1で公開日1週間後の2025年2月27日に鑑賞しました。11スクリーン中3番目の大きさで228人収容可能なスクリーンでしたが、この日は約15人ほどしか入場者はいませんでした。
当日は1日2回上映から1回上映に変更されており、入場特典としてステッカーがもらえました。

座席は後方を選びましたが、映画館のスクリーンはやはり迫力があります。
ただ昔ほど大きく感じないのは、過去には本編前にスクリーンが横に広がる演出があったことや、学生時代は前方の席で見ていたことが影響しているかもしれません。
もう少し前の席を選べば、より臨場感を味わえたかもしれません。
音響と映像のクオリティ
映画館の音響設備のおかげで、楽器ごとの音を明確に聴き分けることができました。自宅でヘッドホン着用時に感じるクオリティが、ヘッドホンなしで体験できる点は素晴らしいです。
ただ、2時間を超える上映時間になると音の大きさが少し気になってきました。WOWOW放送では感じなかった「うるささ」を感じたのは、映画館の音楽映画に特化してない音響設定の影響もあるでしょう。
SNSによると全国上映があった100以上の映画館の中には音が凄く良かったところもあったそうです。
実際の京セラドーム公演では映画館以上の音量でしたが、不快に感じるどころか音の体感に感動したのに。
家庭と映画館で観る場合のみ比べると、音量調節ができる家庭での鑑賞の方が優れているという一面もあります。
映画版とWOWOW放送版の違い
上映時間は158分で、WOWOW放送の約2時間40分とほぼ同じ長さでした。ただし内容には違いがあります。
WOWOW放送がライブをほぼそのまま流したのに対し、映画版では約15分間のドームライブのリハーサルや準備の映像が追加されていました。その分、曲間などがさらにカットされていた印象です。
特に印象深かったのは映画オリジナルのリハーサルシーンで、Ayaseさんが気球を怖がるところなど、初めて見るリハーサル風景が興味深く楽しめました。
映画の長さについては、途中でトイレに行く人が多数いたので、昔の映画のように休憩時間があれば良かったと思います。
YOASOBIライブの音楽的魅力
YOASOBIのライブパフォーマンスは再現性の域を超え、原曲を上回る素晴らしさでした。
家でファンカム映像だけを見てYOASOBIのライブを評価している人は、せめてこの映画を見ればその真価が理解できるはずです。
そういう意味では、YOASOBIファン以外も集まる音楽フェスへの出演は、彼らのライブの素晴らしさを広く知ってもらう重要な機会なのかもしれません。
特にフルメンバーにサポート2人を加えて演奏した2曲からは、特別なエネルギーを感じることができました。
実際のドーム公演に参加した身としては、映画では曲がテンポよく進行するため飽きることはありませんが、ライブの現実感は少し薄れる印象がありました。
観客体験と会場の雰囲気
この日の上映は応援上映ではなかったため、会場はとても静かでした。周りに連れしか観客がいなかったことも影響しています。
満席の10分の1以下の入場者数だったため、観客同士の一体感はあまり生まれませんでした。
後日、拍手や声出しありの応援上映や舞台挨拶があった日はかなりの満員だったようですが、個人的には今回のようにゆっくり静かに観られる環境の方が好みです。
ドーム公演の映像内容も初めて見る友人と一緒に鑑賞しました。彼女は私ほど熱心ではない「CLUB夜遊会員」ですが、終演後はドーム公演のセットの豪華さやお金のかけ方に驚いていました。
数あるライブを観た人でも驚くのは、全く自分と一緒でした。またファンクラブ会員なのにYOASOBI自体の感想は余り語らずあっさりしていましたが、ファミレスの机の下に潜ってまで(光が反射しないように)熱心にステッカーの写真を撮ってくれました。
また、『群青』がライブ本編のラストの曲と思ってもう少しの辛抱と中座しなかったら、そこから追加映像やらアンコール曲を含めてさらに40分程あったことに軽い文句を言っていました。
YOASOBI、Ado、新しい学校のリーダーズ出演LAフェスのWOWOWオンデマンドでの放送
YOASOBIなどが世界を魅了!ロサンゼルスで開催された「matsuri ’25」ライブ
ロサンゼルスの夜空を彩った日本の音楽の祭典「matsuri ’25: Japanese Music Experience LOS ANGELES」。
YOASOBIをはじめとする日本の実力派アーティストたちが、アメリカの地で日本の音楽の魅力を存分に発信した一夜でした。
世界へ向けた日本音楽の発信
「matsuri ’25」は、一般社団法人カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会(CEIPA)とトヨタグループによる「MUSIC WAY PROJECT」が主催する音楽イベント。世界基準のクオリティを持つ日本人アーティストに焦点を当て、その魅力を世界へ発信することを目的としています。
現地時間2025年3月16日(日)午後7時30分開演(太平洋標準時)日本時間では3月17日午前11時30分開演です。
ロサンゼルスのPeacock Theaterに集まった7000人の観客は、前売り完売という盛況ぶり。
SNSでも現地観戦者のこの3組を同時に観れた感嘆の声と行くのが難しかった日本国内のファンからの羨望の声が溢れていました。
YOASOBIがトップバッターで魅せる
セットリスト
この日YOASOBIは1番手で登場。このブログはYOASOBI中心なのでYOASOBIのみセットリストを載せておきます。ネタバレ嫌な方はアコーディオン式なので広げないで下さい。
- QYOASOBI masturi`25のセットリストは?
- A
- セブンティーン
- 祝福
- UNDEAD
MC - たぶん
- 勇者
- 怪物
MC - 夜に駆ける
- 群青
- アイドル
ライブ内容
日本でのドーム公演や直前のアジアツアーで使った「超現実」のSEと映像で白を基調のYOASOBIにしては珍しい衣装で登場。
国内外で人気の日本語曲を9曲を披露しました。今回も英語版楽曲は無しでした。ボーカルのikuraさんは英語と忘れたら日本語でいつものようにMC。ラストの「アイドル」では会場全体が「オイ」コールを叫んでいました。
YOASOBIのメンバーはライブ後、「フェス以外で他のアーティストとイベントを共にする機会がこれまでなかったので、とても楽しかった」とコメント。
ikuraさんはインスタのストーリーズで「新しい学校のリーダーズさんAdoさんかっこよかった。また集結できたら、なんてね!」とコメントしていました。
海外の地で日本のアーティストが共演する貴重な機会となりました。
珍しいXのikuraさんの直ぐのポスト
新しい学校のリーダーズ、Adoの豪華ラインナップで盛り上がる一夜
新しい学校のリーダーズ
YOASOBIに続いて登場したのは新しい学校のリーダーズ。代表曲「オトナブルー」など11曲をで披露し、キレがありコミカルでもあるダンスパフォーマンスで会場をわかせました。
曲調だけでなくダンスの動きにも日本らしさ一杯です。
また、3月13日発売の新曲「One Heart」と未配信の新曲「Free Yourself」を初披露。「One Heart」は聴いてて楽しくなる曲で初めて新しい学校のリーダーズの楽曲で好きになるかも。
Ado
トリを務めたAdoは、ボックス登場して設置している時点で会場が湧いていました。
シルエットで登場するという演出でまた会場を沸かせ、「唱」「新時代」「うっせぇわ」など10曲を圧巻のボーカルで歌い上げました。
ライブが終わった後に早速Xで本人の感想が上がっていました。直ぐにポジティブな返信が集まっています。
自宅でも体験できる!WOWOWで独占放送
残念ながら現地に行けなかった方も、この貴重なライブを体験するチャンスがあります。WOWOWでは2025年3月29日(土)午後6時から「matsuri ’25: Japanese Music Experience LOS ANGELES」の模様が独占放送・配信されます。
また「matsuri ’25」ディレイ・ビューイングが全国の映画館で決定しています。チケット4,200円
- 2025年3月29日(土)18:00 START
- 2025年4月6日(日)13:00 START
- 2025年4月10日(木)18:30 START
映画館の詳細は以下のサイトから
さらに、放送終了後からは1ヶ月間、WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信も実施。いつでも好きな時に、YOASOBIやAdoらの熱いパフォーマンスを楽しむことができます。YOASOBIの過去のライブをや東京ドーム公演も配信されたWOWOWオンデマンドなら、彼らの成長の軌跡を追うこともできますね。いつもYOASOBIライブの配信は1週間アーカイブ配信なのに今回は長いです。
「matsuri ’25」の熱気をそのままに、自宅で贅沢な音楽体験をしてみてはいかがでしょうか?
最後に 幾田りらの活動なども
映画館で体験したYOASOBIの劇場版ライブは、超現実的な体験として心に残りました。
実際にドーム公演に足を運んだという贔屓目もあるかもしれませんが、これまで観てきたライブ映像や音楽映画の中でも最高の作品だったと感じています。
全国規模の上映はすでに終了していますが、長野県の映画館など、ピンポイントでの上映がまだ続いている地域もあるようです。お近くで上映の機会があれば、ぜひこの素晴らしい体験を味わってみてください。
映画を観た後の余韻や感動は長く続いています。YouTubeチャンネルに公開されているドーム公演ライブ映像5曲の助けもあり、まだ映像が公開されていない楽曲も鮮明に思い出すことができます。
次のYOASOBIの活動としては、地方公演のホールツアーがどのような演出になるのか非常に気になるところです。
ファンクラブ先行販売落選の著者は実際のライブに参加することは難しいかもしれませんが、映像化されれば必ず観るつもりです。
YOASOBIのメンバーの活動スケジュールは目が回るほど忙しそうです。Ayaseさんの忙しさもさることながら、特にikuraさん(幾田りら)の3月中旬のスケジュールは心配になるほどの過密ぶりでした。
- 3月16日:ロサンゼルスで開催されたフェスティバルに出演(日本時間では17日)
- 3月18日:日本へ帰国
- 3月19日:幾田りらとして「あのちゃん」と共にVMAJの授賞式でパフォーマンス
- 3月20日:東京スカパラダイスオーケストラ35周年横浜アリーナ公演にゲスト出演
わずか5日間でアメリカと日本を往復し、3つの異なるパフォーマンスをこなすという驚異的なスケジュールです。このようなハードスケジュールが彼女の体調に影響しないか心配になります。
最後に、幾田りらとしてのライブBlu-rayが付いた『百花繚乱』CD初回生産限定盤は、著者も購入しましたが、皆さんにもぜひおすすめしたい一品です。
YOASOBIのファンはもちろん、幾田りらのソロ活動に興味がある方にも必見の内容になっています。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。ご意見ご感想は著者小林三郎のXまでよろしくお願いします。
