はじめに
結成5周年を迎えたYOASOBIが10月26日、27日と京セラドーム大阪で初めての単独公演を行いました。
10月26日土曜日は開場時間15:30/開演時間18:00
10月27日日曜日は開場時間14:30/開演時間17:00
著者も10月27日のチケットを今年の3月ファンクラブ「CLUB夜遊」の先行抽選で確保しました。
それから待って待って6か月、ついに訪れた公演日。
ところで皆さん、会場の京セラドーム大阪に行ってライブ前の会場エリアを楽しむのはどのくらい前に行けばいいか判断がむずかしいですよね?
YOASOBIのライブに慣れてないならどんな準備が必要かまたチケットの仕組みも不安ではないですか?
結局ドーム公演が満足できたかも気になりませんか?
現地に着くと、人混みや広い空間に圧倒され、行くべき場所を忘れてしまい、あとで後悔することがよくあります。
著者は10月26日に、予約していた現地受け取りグッズの受け取りと会場周辺の取材を行いました。
次の日10月27日日曜日はYOASOBIのドームでのライブを体験して規模と迫力に忘れられない体験ができました。
行ってみて引き返せないで後悔した場面もあったので、時間の流れのなかでの注意点と楽しむ注目ポイントをお伝えします。
YOASOBIの単独ライブの常として写真撮影は許可されており、ドームならではの双眼鏡も許可されていました。
他この記事を読めばYOASOBIがこのドーム公演にどれだけ時間をかけて準備して観客を楽しませることができたか知ることができます。
京セラドーム大阪到着、入場まで
10月26日 – 会場周辺とグッズ受取 下見日
事前注文グッズ受取
宿泊地の難波から阪神電車でドーム前駅に向かいました。
大阪を訪れるのは通過以外では初めてでしたが、京セラドーム大阪へ向かう多くのYOASOBIファンと同じ電車に乗り、駅から近くて分かりやすい場所でした。
まずは会場受け取りグッズの配布エリアに向かいました。
自分は30分刻みで選べる受け取り時間を、入場開始時間と同じ15:30に選んでいました。開演の2時間30分前ですでに大勢の観客がつめかけていました。
15:40頃に受取用の列に並びましたが、自分がスマホのQRコードを出す前に順番がきてまごつくほどスムーズでした。
無事お土産用のテルテル坊主とface towelを確保することができました。
次はファンクラブブースで会員用プレゼントの受け取りに向かいました。こちらも即座に順番がまわってきて受け取れました。
京セラドーム ガチャガチャ
この日の最後の予定は、会場内のガチャガチャコーナーでした。ガチャガチャはファンクラブブースや当日グッズ販売の場所から離れたところに設置されていました。
このコーナーが、この日で一番並んだ場所でした。まず回数分の専用コインを購入し、そのコインを使ってガチャガチャを回す仕組みでした。
狙いは11種類中5種類のキイホルダー。
16時過ぎに並び始め、順番が来るまで20~30分ほど待ちました。結果は残念ながら外れで、バッジとストラップが出ました。キーホルダーは出にくいようでした。
17:00頃に会場から離れ、阪神電車の行くエスカレーターで帰りましたが、その時間も続々と人々がドームに向かっていました。
10月27日 – 入場と観客席 ライブ体験日
アクセス イベントスペース
この日は昨日と違う経路でJR大正駅からアクセしました。駅のセブンイレブンでYOASOBIドーム公演が1面の特別版スポーツ報知を購入しましたが、YOASOBIの情報は1面だけで残念でした。
大勢の人が向かっているので迷うことはありませんでしたが、阪神駅と比べるとJR大正駅から10分ほど歩きました。
京セラドーム大阪に着いたのは14:00頃でした。
入場までにやるべきことは、まず会場入口付近にあったファンクラブ専用のチェックインQRコードの読み取りです。
これは目立たない場所にあったので、1日しか行かない人は忘れないよう気をつける必要があります。
続いて撮影スポットに向かいました。YOASOBIのツアービジュアルが大きく飾られている場所と、電飾看板やフラワースタンドが設置された場所の2カ所ありました。後者は40分ほど並んでようやく撮影できました。
その後もう一度ガチャガチャに挑戦しましたが、結局キーホルダーは出ませんでした、バッジ多し。
開演まであと1時間半ほどあったので、会場内をゆっくり見て回りました。サントリー生ビールのスタンドは混雑していて落ち着いて飲めそうにありませんでした。
落ち着いて飲めるスペースがあってもライブ中のトイレの心配で結局は断念してたと思いますが。
YOASOBI監修のカレーが食べたい人以外は、混雑を避けるため遠めの場所で食事するのがおすすめです。
もちろん仲間と京セラドームまわりで思い出の食事するのなら別の話。
入場 注意事項
観客席への入場は開演の1時間15分前でした。入口は全く並びがなく、すぐに入れました。
電子チケットと身分証明書の確認があり、ファンクラブ会員証の確認はありませんでした。
電子チケットとスマホ会員証の同時確認は、5,000人以上の会場では無理だな。
スマホの通信の問題もあるしね
アリーナ席の席は小さな椅子がぎっしりと並んでおり、非常に狭い状態でした。両隣が知らない人だと1時間以上座っているのは苦痛です。
荷物の置き場所もないので、アリーナ席に入る前に荷物預け所を利用するのがいいでしょう。
京セラドーム大阪には目立つ場所にロッカーがなかったので、事前に把握しておく必要があります。 手荷物預かり所は1,000円で目立つ場所にありました。
また、アリーナ席では飲み物を買う場所はなかったです。
入場してから3時間は出られないと予想されるので、小さいペットボトルを持参するのがおすすめです。
25度以上もある中、自分はTシャツの上にカッターシャツを着ていきました。
前日のSNSの冷え込みの情報を信じて持っていった上着は邪魔だったと感じました。どちらかといえば服装はより軽めにしておいた方が無難に思えます。
事前準備の必要性
2日間のYOASOBI京セラドーム大阪公演は、初めての会場だったものの、事前の情報収集と当日の行動を工夫できたおかげで、楽しむことができました。
東京ドームに行かれる方も、会場の設備(すでに発表済み)や席の状況、服装(まわりに合わせた着込みかた)など、更に詳しく把握しておくことをお勧めします。
客席入場(入場ゲート以後)
座席表と状況
自分の座席はB11ブロックでした。ステージ中央にいるときは、YOASOBI のikuraさんの顔がはっきり直接はわからないぐらいの距離でした。
センターステージではikuraさんが完全に後ろ向きになる席だったので、SS席の中ではあまり良い席ではありませんでした。
今回大当たりSS席はA6、A7、A9、A10とD6、D7だったでしょうか。
アリーナ席は小さな椅子がぎっしりと並んでおり、非常に狭い状態でした。自分は上着を除くと荷物はコンビニ袋にスポーツ新聞とペットボトルタオルだけ入れて入場しましたが、それを椅子の下に置くのがやっとな個人の空間でした。
横だけでなく前後も通る時は立って移動してもらわなければ当たるほど狭かったです。
自分の周りは、著者を含めておじさんやおばさんたちで固められた配置だったのかもしれません。席を決めるとき年齢性別を考えているのかな?
そして、隣の席が最後まで空席のままだったのは、ちょっとした幸運でした。
開演までの時間
トイレは入った予定開始時間の1時間15分前と用心して30分前にも行きましたが、男性トイレはどちらも混雑していませんでした。すぐに戻ってこられましたが、時間潰しができなくて狭いところで我慢の時間でした。
なお京セラドーム大阪はアリーナだったのと30分前だから混んでなかったのかもしれません。
東京ドーム公演にいくれる方は、11月9日土曜日の開演予定時間直前はどのあたりの席かわかりませんが、トイレ並んでいたら始まりそうという情報もあります。
やはりできれば早めに済ませることができるなら心がけてください。
開演の遅延
開演時間は大幅に遅れました。最初は「観客の入場が遅れているため」と説明がありました。しかし、27分経過時に、今度は「演出装置のトラブルにより遅れている」とのアナウンスが。最終的に、35分から開始すると発表されました。
その瞬間、一斉にトイレに向かう人々の姿が。無謀だなと思ったものの、ほとんどの人が時間内に席に戻ってきていて、ドーム内のトイレの多さに驚かされました。
ただし、バーチャルキャラクターが英語で注意やお詫びをし、日本語の字幕を表示するのは不思議な対応演出でした。遅延が重なって、腹立たしく感じられました。ここは日本だよ。
今回ばかりではないですがYOASOBIに不必要な不満をためるSONYの対応には、少し違和感を覚えました。
座席からの景色
アリーナ席から見るドームの光景は初めてでしたが、下から見るとスタンドから野球を見たときの記憶より全体が小さく感じられました。
結局、用意されていたチケットのほとんどは売り切れたようです。空いていた場所は、ステージが見えにくい構造物がある位置でした。
東京ドーム公演で販売されていた見切り席の一部は、もしかしたらそのあたりだったのかもしれません。
ドームの4階と5階にあるバルコニー席のうち、4階部分ではフリフラライトが動いていなかったため、そのエリアの数百席が売り切れなかった可能性があります。
次の日のメディアの発表によると、1日 3万5千人、合計 7万人の動員だったそうです。あれだけ詰め込んで3万5千人とは思えず、5万人入れたらどうなるだろうと考えただけで、呼吸が苦しくなりました。
東京ドームのアリーナ席の方どうでしょうか?
ライブレポート
セットリスト 10月26日、10月27日
- Q京セラドーム大阪公演のセットリストは?
- A
2日間で1曲のみの変更なので27日に前日分追加してまとめて表します。変更は6曲目
- セブンティーン
- 祝福
- 怪物
- UNDEAD
- ハルジオン
- 好きだ 前日(26日)はミスター
- もう少しだけ
- 海のまにまに
- 優しい彗星
- たぶん
- ハルカ
- New me
- YOASOBIBAND インストロメンタル曲
- 勇者
- あの夢をなぞって
- 三原色
- モノトーン
- アンコール
- HEART BEAT
- ラブレター
- アドベンチャー
- ツバメ
- アイドル
- 群青
encore - 舞台に立って
- 夜に駆ける
セットリスト予想答え合わせ
結果
YOASOBI日本語曲だけの演奏
セットリストから漏れたのは3曲+2曲
二日とももれたのは、「大正浪漫」「Biri-Biri」「もしも命が描けたら」
一日だけもれたのは「好きだ」と「ミスター」
まあまあの予想だったと思います。
詳しい予想を書いた事前記事は以下から
YOASOBIの「超現実」ライブで体感した圧巻の2時間30分
期待と興奮の開演
この日のライブは40分遅れの17:40スタートとなりましたが、その遅れを感じさせないほどの濃密な時間が始まろうとしていました。
開演を告げる爆音とともに、一気に日常から非日常の世界へと引き込まれていきます。
お子様連れの方へアドバイスをひとつ。この爆音は本当に迫力があるので、音楽用の耳栓やイヤーマフの準備をお忘れなく!
「セブンティーン」で幕を開けた瞬間、ikuraさんの圧倒的な声量に圧倒されました。サブスクやMVでYOASOBIを知った方の中には、ikuraさんの声量について疑問を持つ方もいるようですが、それは杞憂です。
ライブでその声を直接体感すれば、その印象は一変するはずです。
フェスや単独ライブで生の歌声聴いた経験者が増えて、ikuraさんの歌が下手だという謎勢力の勢いは風前の灯になってきてますが。
また、ikuraさんとAyaseさんが最初にいた位置、映像か実際にいるのか自分はどちらかわからなかったです。
写真で確かめると後ろが映像なので実際にいた位置ですね。最初に驚き混乱させるのに成功の図。
音響と演出の完璧な調和
続く「祝福」「怪物」「UNDEAD」と、YOASOBIらしい力強いロックサウンドが連続し、観客を一気にライブの渦に巻き込んでいきます。
前回の著者のYOASOBIライブは福岡の西日本総合展示場でアリーナ会場でしたが、今回のドーム会場での音響は予想を遥かに超える素晴らしさでした。
ギター、ベース、ドラムの音がはっきりと聞き分けられるほどクリアで、バンドサウンドの魅力が存分に伝わってきます。
巨大モニターには「超現実」をテーマにした幻想的な映像が映し出され、音楽との見事な調和を生み出していました。その不思議な映像の数々は、まさに私たちを異空間へと誘うかのようでした。
緩急自在のセットリストと心に響くMC
ロックな展開の後は、「ハルジオン」「好きだ」「もう少しだけ」「海のまにまに」「優しい彗星」と、しっとりとした楽曲が続きます。この絶妙な流れが、ライブ全体の起伏を作り出していました。
ikuraさんの歌声も楽曲ごとに儚く、優しく、可愛く変化させますが、伸びやかに広がる声は一貫しています。
短いMCを挟んだ後、ステージは一度暗転。そこで映し出されたのは、YOASOBIの5年間の軌跡を振り返る映像でした。結成時から現在までを振り返るその映像は、ファンとしての自分の記憶も呼び覚ましてくれました。
その後、「たぶん」「ハルカ」という穏やかな曲を経て、会場を巻き込んだフリフラライトによるクイズコーナーへ。ファンクラブ会員が多かったエリアでは、マニアックな問題にも関わらず、ほとんどの人が正解していたのには驚きました。
新曲初披露とバンドの実力
クイズの流れから、新曲「New me」が披露されました。ライブでは少し地味に感じられましたが、何度も聴いてみたくなる魅力を秘めた曲です。サブスク解禁が待ち遠しくなりました。
その後のバンドメンバーによるインストゥルメンタルコーナーは、嬉しい驚きでした。
AssHさんのギター、やまもとひかるさんのベース、仄雲さんのドラム、ザクロさんのキーボード、それぞれが素晴らしい演奏を披露し、YOASOBIを支える確かな実力を見せてくれました。
YOASOBIライブための演奏ならばAyaseさんが作曲したのでしょうが、特にベースソロ活かし方が流石という言葉しかみつかりません。
クライマックスに向かって
「勇者」「夢をなぞって」「三原色」と畳みかけるように盛り上がっていく中、Ayaseさんは熱いながらも落ち着いたMCで、現在の自らの立ち位置への想いを語ってくれました。
タオルを回すときは注意狭いので隣の人に当たりそうになります。(自分は当てられそうになった)ちなみにタオルの色は赤が圧倒的に多かったです。
個性出すなら紫推奨。自分はノータイムで赤選びましたが。
「モノトーン」のライブ初披露後、ikuraさんのMCは、Ayaseさんの直前の言葉を受けて、少し散らかった印象ながらも感情がまっすぐに伝わってくるものでした。
「アンコール」「HEART BEAT」「アドベンチャー」と続く中、会場のスタンドから漂う歌声が空間を包み込んでいくような感覚もありました。
周りの人の歌声ではなく違う会場から流れてくる歌声がドーム上空を漂っているような不思議な感覚を味わいました。
「ラブレター」では気球ゴンドラという見事な演出も。「ツバメ」「アイドル」では子供のダンサーたちがバンドを取り囲み、特に「アイドル」での盛り上がりはいつもながら圧巻でした。
いつでもどこでも最高に盛り上がる1曲は現在これでしょうね、日本では。
「群青」ではikuraさんが会場内を駆け回り、ステージと客席の距離をぐっと縮めてくれました。
そして、予感が現実となったアンコール。静かに灯りがともり、ikuraさんのギター姿で現れ、会場はほんの一瞬息をのむような驚き。
彼女の演奏で始まった「舞台に立って」は、シンプルでありながら心の奥深くに響くメロディーが観客を魅了し、この日最も著者の印象に残った光景です。
ライブでバンドと共に奏でて歌って完成する曲だったのか!
フィナーレを飾ったのは「夜に駆ける」。5年前に世に出た曲の始まりは20:10、約2時間30分に及ぶライブが終わりを告げた時、会場には大きな満足感が漂っていました。
心に刻まれた特別な時間
このライブは、単なるコンサートを超えた、YOASOBIとファンが作り上げた特別な空間でした。ikuraさんの歌声、バンドメンバーの実力、そして何より音と映像で作り上げる世界観。
これらすべてが「超現実」というタイトルにふさわしい、非日常的な体験を作り出していたのです。
次のライブも必ず参加したい!そう思わせてくれる、素晴らしいステージでした。皆さんも、ぜひYOASOBIのライブを体験してみてください!
※ファンの視点から書かれたものですが、できる限り客観的な情報もお伝えできるよう心がけました。次回ライブの参考になれば幸いです!
YOASOBIのパフォーマンス
Ayaseの新たな立ち位置
今回のライブでのAyaseさんの立ち位置が、これまでの国内公演とは少し異なっているのが印象的でした。
これまでの国内公演では時々前に出て観客を煽っていく盛り上げていくスタイルが目立っていました。
今回は海外公演時を思わせるような、ikuraさんの裏に回って全体を見守るような立ち位置を取っていました。
MCでは自身の音楽人生を振り返る深い言葉を紡ぎ出しました。16歳から始まった音楽人生の前半では、仲間とバンド活動を続けながらも思うような結果が出ず、一人で音楽と向き合う道に進んでしまったこと。
YOASOBIの楽曲制作も当初は一人での作業が中心でしたが、バンド編成でのライブ活動を始めてから、新たな仲間たちと共に確かな居場所を見出していったことを語りました。
その言葉の重みは、1曲挟んだ次のMCのikuraさんがたぶん内容を思い出して涙ぐませるほどの感動を呼び起こしていました。
ikuraの進化する表現力
ikuraさんのパフォーマンスからは、近年の彼女の成長が如実に伺えました。この日は声の調子としては最高とは言えない日だったように感じました。
しかしそれを感じさせないほどの体力と表現力で魅せてくれました。
以前と比べてより一層アスリート的な体力管理が身についているように見え、その進化は目を見張るものがありました。
精密に録音された音源だけでなく、ライブ映像のときの歌声とも違うものをライブ会場では味わえます。
未体験のひとは是非1度は経験して欲しいです。驚くと思いますよ。
息の合ったバンドメンバー
今回のライブは、YOASOBIを支える最古のバンド編成で臨みました。ベースのやまもとひかるさん、ドラムの仄雲さん、キーボードの禊萩ざくろさん、ギターのAsshさんという、バンド結成初期からの布陣で、その息の合った演奏は見事としか言いようがありませんでした。
長年培ってきた絆が、音となって会場全体を包み込んでいくような一体感を生み出していました。
各メンバーの個性が光りながらも、一つの音楽として完璧に調和していく様は、まさにYOASOBIの現在地を物語っているようでした。バンドとしての成熟度は確実に高まっており、今後の展開がより一層楽しみになる要素の一つとなっています。
ドーム公演演出、観客の様子
予想を超えた音響システム
今回のドーム公演で最も驚かされたのは、その音響の素晴らしさでした。これまでのアリーナ公演、特に「電光石火」ツアーでも素晴らしい音響を体験してきましたが、今回はそれをも凌ぐ迫力に圧倒されました。
アリーナ席の前方に設置された低音用スピーカーの配列は、まるで音の壁のよう。そこから放たれる重低音は、観客の身体を終始優しく包み込み、音楽との一体感を生み出していました。
YOASOBIの楽曲が持つ繊細さと力強さの両面が、この音響システムによって見事に表現されていたのです。
映像演出が作り出す「超現実」の世界
ドームの巨大スクリーンは、まさにYOASOBIの世界観を表現するのにふさわしい舞台装置となっていました。
映し出される映像の一つ一つが楽曲と見事にシンクロし、観客を「超現実」の世界へと誘う架け橋となっていました。
新旧ファンが織りなす会場の空気感
コールアンドレスポンスについては、興味深い様相を呈していました。「アイドル」などMVで予習可能な楽曲では、会場全体が一体となって声を合わせる場面も。
一方で、これまでのライブと比べると、YOASOBIライブ初参加と思われる方々も多く見受けられ、いつもより控えめな反応の場面も散見されました。
ペンライト等光物持ち込み禁止、フリフラ演出導入の影響
今回注目を集めたのが、フリフラ(無線制御型ペンライトシステム)の導入です。従来のペンライトなどの光物の持ち込みが禁止され、運営側で光の演出をコントロールする試みが行われました。しかし、これまで観客が自発的に作り出してきた一体感のある光の演出と比べると、やや物足りなさを感じる場面もありました。
とはいえ、この新しい取り組みは、YOASOBIが常に進化を求める姿勢の表れとも言えるでしょう。今後、このシステムと観客との調和が生まれることで、新たな演出の可能性が広がることも期待できます。
SNSに溢れる感動の声
ライブ後、SNSには様々な感想が寄せられました。「全てが規格外だった」「約3時間の長丁場だったけど、子供達もめちゃくちゃ楽しんでいた」という家族での観覧の喜びや、「まだ心臓がバクバクしてて今日は眠れそうにありません」という興奮冷めやらぬファンの声、「ドームをめいっぱい使った光と映像」への賞賛の声など、それぞれの視点で感動が語られていました。
特に印象的だったのは、「いくらちゃん可愛いかった」「いっぱい、元気もらいました!」といった、ikuraさんのパフォーマンスへの温かい声。ドーム規模となった今でも、観客一人一人の心に直接響くYOASOBIの音楽の力を感じさせる言葉でした。
著者がカチンときた電影モブキャラ(名前あったら失礼)の英語アナウンスの苦情が見当たらなかったのは意外でした。
トイレも場所によっては混雑してたというつぶやきもみつけて場所や時間でたまたま混んでなかっただけかもしれません。
このドーム公演は、YOASOBIの新たな挑戦であると同時に、さらなる進化の可能性を感じさせるものとなりました。音響、映像、演出、そして何より音楽自体の素晴らしさが、観客の心に深く刻まれた一夜となったのです。
ドーム公演その他楽しみ総括
ファンクラブ会員ならではの楽しみ
会場限定プレゼント
ステッカー 有料会員限定 長期会員2枚
超一問一答ラジオ
YOASOBIが日にちごとに長期会員からきた質問に答える。10月26日分10月27日分各約40分会員になって聴いてもらいたいが2問だけライブと関係して気になったQ&A書きます。(有料会員情報のため一部のみ紹介)
「あの夢をなぞって」のバラードバージョンライブでやらないのですかの質問に、Ayaseさんはやらないと答えました。
理由は余りやってない普通バージョン優先するからだそうです。最新曲優先で初期の外せない曲以外セットリスト後回しになるのは仕方ないかなとのことです。
もう1問興味深かったのはAyaseさんはYOASOBIで歌わないのの質問です。
答えは前はYOASOBIでは絶対歌わないと決めていたが、男性の声があれば曲の幅が広がる可能性があるとあるタイアップ曲のとき考えたそうです。
著者はAyaseさんとikuraさんのYOASOBIでのデュエットが出るときは解散のときと思っていましたが、近いうちに強タイアップ曲で聴けるかもです。期待しましょう。
アリーナツアーとの違い
アリーナ会場の良かった点
- 近くでYOASOBI及びバンドメンバーが観れる
- 椅子並べた席でもゆったり観れた
- 福岡だと遠くに行かなくていい
- 入場前の人がまだ少ない
ドーム公演の良かった点
- とにかく映像と演出、音響が桁違い、非日常の極み
- アリーナ会場以上の観客をみてYOASOBIのライブに来ている層の幅広さを改めて知ることができた
おみやげ
ハーゲンダッツアイス『ザ・リッチキャラメル』を終演後1人1つ配布していました。
著者はミルクアレルギーなので辞退させていただきました。
最後に
いかがでしたでしょうか?この記事では、著者が体験した京セラドーム大阪でのYOASOBIライブについて、感じたことや役立ちそうな情報をまとめてみました。
実際に参加された方は、共感できる点や新たな発見があったかもしれません。もし私が気付けなかったことがあれば、ぜひ教えてください。
東京ドームに参加予定の方には、ネタバレが多く含まれていた点、お許しください。少しでも参考になれば嬉しいです。
そして、今回残念ながらツアーに参加できなかった方も、このライブレポートを読んで、ぜひ次の機会にはYOASOBIの単独ライブに足を運んでみたいと思っていただけたなら、著者として嬉しい限りです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。ご意見ご感想は著者小林三郎のXの返信欄に書き込みよろしくお願いします。
発売されたばかりのVI/NYL SUPER (バイ&ナル スーパー) YOASOBI 5TH ANNIVERSARY BOOKは
写真とインタビューの文章ともに現在のドーム公演を成功させるYOASOBIの充実ぶりが伝わってくる1冊です。
Ayaseさんikuraさんにそれぞれ別々に100の質問しているコーナーありますが、山本マネージャーと虫が=の答えの1問があります。読んで確かめてください。