はじめに
2023年年末に、YOASOBIは珍しくテレビ番組でパフォーマンスしました。
共にNHKの番組でYOASOBI18祭と第73回紅白歌合戦です。
恒例となったNHKの音楽イベント、18祭は18歳世代の若者とアーティストが共に音楽をつくり共演するものです。
今回のアーティストがYOASOBIに決まり、どんな音楽を制作・演奏するのか、期待に胸が膨らみました。
そして出来上がった音楽は正に著者の期待通りのものでした。
また紅白歌合戦は2023年を代表し歴代でも異例ともいえる大ヒット曲「アイドル」を日本のテレビ初歌唱しました。
レコード大賞を辞退して紅白歌合戦の初披露を選んだとも噂されている「アイドル」の反響はいかに?
著者が期待した音楽フェスでの大トリのアンコールパフォーマンスと同じような反響を生み出せたかどうか、確認してみましょう。
この記事では、YOASOBIの紅白歌合戦や18祭でのパフォーマンスの内容や反響を詳しく紹介します。
YOASOBIの音楽やメッセージに共感し、彼らの活躍を応援したいと思う方は、ぜひ最後までお読みください。
NHK18祭の出演について
2023年YOASOBI18祭とは
2023年YOASOBI18祭は、NHKが主催する音楽イベントです。
18歳世代の様々な想いを聞いて新曲を制作し、その曲を1,000人の18歳世代と一緒に、1回限りのパフォーマンスで共演します。
「18祭(フェス)」の第7回目として、2023年12月25日にNHK総合テレビで放送されました。
テーマは「心音(しんおん)」。日本全国の18歳世代からそれぞれの「心音」を表現した動画を募集し、その思いを受けてYOASOBIが楽曲制作を行いました。
そして、選考を通過した1,000人の18歳世代とYOASOBIが、1回限りの奇跡のステージを生み出しました。
番組及びパフォーマンスの印象
18歳の世代から寄せられた動画や文章をもとに、共演者を選ぶ難しい選考が行われました。
その中から1000人が厳選されます。
また、YOASOBIの二人も自ら動画を視聴し、寄せられた文章を読みながら参加者を選ぶプロセスに参加しました。
番組中盤では、選ばれた参加者を個別にピックアップして紹介していました。
千人の若者たちは何度も一堂に集まり、NHKが用意した合唱の指導者のもとで練習を行っている様子が映し出されました。
2023年11月18日に前日リハーサルがありました。このときはYOASOBIは参加しなかったようです。
そして翌日11月19日に本番が行われました。
1000人の18世代が待っている会場にYOASOBIが入場、盛大な拍手で迎えられました。
YOASOBI二人がそれぞれメッセージを送ったあと楽曲のパフォーマンス開始。
6分弱の楽曲でYOASOBIとお馴染みのYOASOBIバンドメンバーそして1000人の若者が共演しました。
演奏合唱が終わると歓声と涙、YOASOBI二人も感動に包まれているようでした。
最後に参加者たちのインタビューで番組は終了しました。
ステージセットや番組演出の感想
ステージセット
1000人が、YOASOBIとバンドのステージを中心に三方向から正方形の辺の位置に配置されていました。1000人がいる観客席のようなステージは階段状になっており、そのため後ろの方にいる若者たちも顔が見やすくなっていました。
距離も近かったので、会場一体になって歌ってるようなステージになっていました。
舞台装置は結論として大変良かったと思う。
番組の感想
著者の個人的感想を述べたいと思います。
- 著者はおじさんである。
- もし18歳の世代であってもこのようなイベントに参加するタイプではない。しらけ世代です。
- 第一目のホストが「ONE OK ROCK」のときの番組は最初から最後まで観た。
- 他の18祭は演奏部分のダイジェスト動画を観たぐらい。
以上のような条件を持った人間の感想として、あまり好みの番組とは言えませんでした。
前半部分は、知らない学校の文化祭の用意を見ているようで興味がでない感じです。
個人をピックアップされた紹介は知らない人なのに見ていて気恥ずかしい感じだった。もちろん見せ方は番組の演出なので出られた方の個性について文句を言っているわけではないです。
クライマックスのパフォーマンスの部分も何か惜しい気がしました。
歌っている途中泣いている人が多すぎた。自分は九州で育ったので人前で男が泣いているのはどうも見ていていやになる。
もう少しパフォーマンス中は我慢して欲しいと思いました。
「ONE OK ROCK」のときは18祭がどんな番組か知らなかったので、また男性は泣くの我慢している感じもあったので、そこも感動覚えました。
今回もその時と同じ番組構成で作られていてどんな分かっていたので感動はできませんでした。
それと共にあれから何年か経って若者がいっそう繊細になっているとしたら将来が少し心配になりました。
良い言い方をすれば感受性が増えたとも言えますが。
ここまで映像みた感想です。
楽曲の映像はNHKのYouTubeチャンネルに公開されています。時間は9分半、以下のボタンから
楽曲「HEART BEAT」について
個人的な結論を言うと大名曲が誕生しましたねと言いたいです。
番組で楽曲を初めて鑑賞し、その後サブスクリプションで音だけを聴いたとき、今までのYOASOBIの楽曲の中で最も心を打たれ、愛着を感じるようになりました。
Ayaseさんが参加者から送られた「心音」をテーマにした文章を元に作詞して、自身が18歳の頃作曲した曲の1部を使用して制作したそうです。
YOASOBI最長の5分を越える楽曲ですが自分は全く長いと感じないです。そろそろと思う頃にクライマックスがくる正にピッタリな長さ。
一回目聞き終わったときビートルズの「愛こそはすべて」(原題:All You Need Is Love)を思い出しました。
ぜひ繰り返し聞いて欲しい曲です。
紅白歌合戦の出演について
2023年紅白歌合戦
2023年紅白歌合戦は、12月31日に放送されました。
司会は有吉弘行さんと橋本環奈さん、浜辺美波さん、高瀬耕造アナウンサーの4人が務めました。
19:20~23:45の長時間の生放送でした。
出演者はYOASOBI以外に石川さゆり、新しい学校のリーダーズ、Ado、10-FEET、QUEENなどが含まれており、様々なジャンルのアーティストが出演しました。
しかし、テレビ視聴率は過去最低を記録しました。
紅白でのパフォーマンスの特徴
YOASOBIのパフォーマンス
YOASOBIは、2023年の第74回NHK紅白歌合戦で「アイドル」を披露しました。
このパフォーマンスは日本の音楽番組初となる、日韓トップアイドルたちが「アイドル」にあわせて踊るというものでした。
感想
YOASOBIは大ヒット曲「アイドル」を日本のテレビ初歌唱で注目を集めていました。
どんな演出になるか期待していましたが、前日にスペシャルメンバーとコラボと聞いて嫌な予感はしていました。
司会者による曲紹介からカメラが切り替わってとき、人々に隠れてYOASOBIが映ってなくていきなりイラっとさせられました。
曲が始まってダンス集団アバンギャルティが左右に分かれてようやくYOASOBIのikuraさんが写ったと思ったら、またダンスをしているアーティスがYOASOBIを隠すの繰り返しでした。
ファンとして1回目に観た生放送中は酷い演出だと思いました。
でもYOASOBIのパフォーマンスが終わって残りの放送時間30分ぐらいの間にはこんな演出も、これはこれでありかなと冷静に考えていました。
ファンならYOASOBIだけが見れる「アイドル」演奏動画を飽きるほど観ています。いくら観ても飽きないというファンももちろんいる。
韓国のテレビに出た動画はikuraさんだけ映し続けているバージョンもあります。なんとAyaseさんだけを曲の最初から最後まで映しているバージョンさえありました。YouTubeにアップされています。
NHKが韓国のテレビ番組のいい所を真似てYOASOBIだけ映した別パターンを動画にアップしていたらファンの非難は収まったと思います。
そしてファンが怒った原因にテレビでめったに歌わないYOASOBIをファン以外の人達に観てもらいたいという気持ちが大きかったと思います。
そして紅白歌合戦からもう10日以上たったいまYOASOBIの演出に賛否両論ありましたが結論としてYOASOBIにとって大いにプラスだったと思います。
なぜなら、YOASOBIのパフォーマンスと演出についていまだにSNSとメデイアを賑わせているからです。
YOASOBI以外のアーティストの気になったパフォーマンスや演出
前半部分 気になった出演者や演出 出演順に
- 新しい学校のリーダーズ
オープニングで順番に映っていった紅白出場の歌手の9割ほどの歌手が、そのままステージに残って新しい学校のパフォーマンス中みんなで見守って少し絡む演出が、昔の夜のヒットスタジオのようで懐かしかった。
首振りダンスをする星野源がとても上手くて意外だった。 - JO1
まだ、他の出演者が残ったままオープニング3組の中では絡みが若手らしく一番おとなしかった。 - 鈴木雅之
オープニングからみんな残っていた最後。こちらはベテランらしく、歌いながらの絡みが濃かった。 - すとぷり
Vtuberが、がっつりテレビに出るのはやはり斬新、ステージ上にいないと本人たちが告白してるのも潔いい。 - 純烈
皆でかい。NHKプラスにつながるQRコードの衣装着せられスマホで読み取られて可哀そうだった。 - 水森かおり
ドミノやって確かに画面じっと見てしまうが、歌っている姿がワイプになったのは本末転倒じゃない? - 大泉洋
出したばかりの曲歌って紅白の価値を下げたと思う、売れてないし。
後半部分
- Mrs. GREEN APPLE
ニュース中断がろくに紹介もなく始まって可哀想。歌は流石の上手さ。 - 10-FEET
別会場でパフォーマンスやった中の一組。盛り上がっていた、フェスでトリなら残って観る気になる。 - ディズニーメドレー
興味ない見る気がおきないが歌番組でよくやるね、世間と好みの違いを痛感します。
美人が歌下手は許せる、今田美桜もいつか歌って欲しい。 - Official髭男dism
出だし歌声小さくてまたかと思ったが、途中から大きくなって流石の歌唱力でひと安心でした。
今年髭ダンはボーカル藤原氏ののどのポリープで半分休憩のような状態だった。
Chessboard余り聞いたことなかったがいい曲。 - クイーン
ブライアンメイ先生お元気でなにより、アダムさん上手いけどなんか違うが先にきてしまう。 - 三山ひろし
けん玉連続世界記録ギネス挑戦一度認定(ギネス公式認定員2名会場で見守っていた)したあと取り消し、失敗した16番がトレンド入り、可哀想。 - 星野源
紅白の歌唱はいつも上手い、たまには会場でパフォーマンスやるとこ見たいです。
紅白歌合戦終わってバタバタの中、YOASOBIが走ってきて12時に3人でジャンプして空中で年を越す動画バズり。源さん調べ(Googleアナリティクスか?)でインスタ公式だけで1000万人観たそうです。 - Ado
パフォーマンスいつもながら凄い。いつも以上かも。しかしやはり檻とシルエットではYOASOBIのライバルとして物足りない、姿表してYOASOBIファンとしては覇権争いして欲しい。
もし初見で観た人なら凄さに驚くのが普通と思います。 - 藤井フミヤ
覚えている以上に歌上手かった。後半有吉さんと共演で余計感じた。 - 福山雅治&MISIA
トリの組み合わせ、やはり何年も同じだと飽きる、近年にヒット曲ない人のトリはやめて欲しいです。
砂漠で歌ったの聞いた感動はもう無くなりました。
視聴者の反応やネット上の反応
立場によって多種多様な意見があふれた。
こちらがやや多かった番組に対して悪い意見
両番組を通して感じたこと
番組の感想を通して
ネット社会になってテレビは嫌われているなと感じました。
特にNHKは目の敵にされているのではないでしょうか。
18祭はもっとドキュメント風に見せて欲しかった。テレビ的感動か何かを演出するような番組で、YOASOBIがそれを導くような形になっているのが観ていていやになりました。
YouTube動画に上がった歌唱部分だけだと、かなりいいようになっているのだが。そこだけ観ると泣いているのもそれほど気にならない。
紅白歌合戦のYOASOBIのパフォーマンスが韓流に隠れて見えないという批判も、NHKや他のテレビではなく例えばあり得ないがニコニコ動画やamebaTVで同じことが行われたら称賛が大多数を占めたのではないでしょうか。
正確にはわからないがYOASOBIのとき出ていた出演者の7,8割は日本人だったと思うが韓流が目立った。
これからますますテレビは敬遠される存在になる予感させる紅白歌合戦の結果ではないでしょうか。
著者の独断ですが。
YOASOBIの成長や変化について
SNSやメデイアに出てくる情報をつなげて推理するとYOASOBIは「アイドル」の共演してくれたアーティストに一人一人名前を書いてサイン入りステッカーを配ったようです。
グループによっては参加できなかったメンバーの分も宛名入りでサインステッカー渡したようです。
このような丁寧な対応と謙虚な姿は今も変わらず、いかにもYOASOBIらしいエピソードだ。
この2023年最後に出演したテレビを通して日本の音楽界でYOASOBIが大きな存在になったことが表れたのではないでしょうか。
最後にまたまたYOASOBI口パク疑惑がネットに出てますが、これはファンは慣れるしか無いですね。
音の環境がいい場合、自分のようにライブの一列目で聴いたときでもあまりにも音源のようで短い時間ほんとに生で歌っているのかわからなくなる経験したから。
ハルジオンのように初期のライブで苦戦してた曲も今や音源のようです。
ライブ前半であえて一番ikuraさんが苦労する三原色歌うのは生感伝えるためかとさえおもってます。
今後への期待や願望
実は著者は、レコード大賞の生歌唱を行わなくて紅白歌合戦の「アイドル」初披露を選んだということは、NHKとトリでの出演の約束が早い時期に出来ていたのではないかと勘繰っていました。
結果的には、トリ前だったのですが、実質的にトリだったとの声もSNSで多数上がっていました。
NHKの紅白歌合戦はトリにするには出場回数などの一定の実績が必要だという話も聞きます。
今回はYOASOBIにとってNHKに出演は両番組ともに結果的によかったと思いますが、NHKの歌い手に対する扱いをみると今まで通りテレビは余りでなくていいなと思いました。
著者は今、YOASOBIがライブや新たな魅力を纏った楽曲を披露する全盛期の予感を強く感じています。
2024年ますますの活躍を期待してこの記事を終わります。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。ご意見ご感想は著者小林三郎のXまでよろしくお願いします。
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